お悩みに役立つコラム
2026/06/06 09:41

人毛ウィッグのお手入れ方法。美容師が解説します。
人毛ウィッグは、正しいケアで長く使えます
「せっかく買った人毛ウィッグが、半年でパサパサになってしまった…」
こんなご相談が後を絶ちません。
話をよく聞いてみると、原因のほとんどが"洗い方"にあります。
人毛ウィッグは、正しくケアすれば2〜3年使い続けることができます。
でも間違ったお手入れを続けると、半年でダメになってしまうことも。
このページでは、人毛ウィッグを長く使っていただくために、正しいお手入れ方法をお伝えします。
初めてウィッグを使う方も、すでに使っている方も、ぜひ参考にしてください。
まず知っておきたい「人毛ウィッグの特性」
洗い方の前に、人毛ウィッグの性質をひとつだけ覚えてください。
自分の髪と人毛ウィッグの違いは、たった一つです。
それは、頭皮とつながっていないこと。
自分の髪には、頭皮から皮脂が分泌されて、自然に潤いが補われています。でも人毛ウィッグには、その補給がありません。
つまり、自分で意識的に水分と油分を補ってあげる必要があるということです。
人毛ウィッグは「自分の髪と同じように扱う」のが基本。
この一点を頭に入れておくだけで、これから説明するケアの意味がすっと理解できます。

人毛ウィッグの正しい洗い方|5つのステップ

【用意するもの】
・ウィッグ用シャンプー(人毛100%用またはシリコンが入っているシャンプー 化繊用・ミックス用は×)
・ウィッグ用コンディショナー、トリートメント(人毛100%用 化繊用・ミックス用は×)
・アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)
・目の粗いコーム・ブラシ
・タオル
・洗面器
・ウィッグスタンド
STEP 1|乾いたままブラッシングする
洗う前に、必ずブラッシングをしてください。
濡れた状態でブラッシングすると毛が絡まり、ダメージの原因になります。
毛先から少しずつほぐして、根元に向かってやさしくとかしていきましょう。

STEP 2|シャンプー水をつくって洗う
洗面器にぬるま湯(30〜35℃)を用意します。
シャンプー10円玉ぐらいの量をぬるま湯に溶かし、シャンプー水を作ります。
直接シャンプーを髪につけて洗ってはいけません。
シャンプー水の中で、ウィッグをくしでとかしながら優しく洗います。
ポイントは「とかすだけ」。こすらない、揉まない、引っ張らない。
自毛を洗うときのようにゴシゴシするのはNGです。

絶対にやってはいけないこと
❌ つけおき洗い
水の中に長時間つけると、キューティクルが開いた状態になります。
その状態で髪同士が絡み合い、取り返しのつかない絡まりの原因になります。「しっかり汚れを落としたい」という気持ちはわかりますが、つけおきは絶対に避けてください。
臭いが気になるときは...
髪を一生懸命洗うのではなく、内側のネット部分を重点的に洗いましょう。
臭いの原因のほとんどは、頭皮に触れるネット部分になります。
シャンプー水の中で、ベースの布部分を優しく押し洗いしましょう。

STEP 3|ぬるま湯でしっかりすすぐ
洗い終わったら流水(ぬるま湯)でていねいにすすいでください。
すすぐときも揉んだりこすったりせず、毛の流れに沿って根元から毛先に流れるように。

STEP 4|コンディショナーで潤いを補う
コンディショナーも、シャンプーと同じ手順です。
ぬるま湯に10円玉ぐらいの量のコンディショナーを溶かして「コンディショナー水」をつくり、コームでとかしながら全体になじませます。
全体にいきわたったらぬるま湯でしっかりすすいでください。

頭皮からの皮脂補給がないぶん、保湿で潤いをしっかり補うことが、人毛ウィッグのケアで最も大切なステップです。
STEP 4-1|パサつきがひどくなってきたら
なお、パサつきがひどくなってきたと感じたときは、トリートメントを直接毛先に塗布してサランラップにくるみます。
数分置いてから流す方法も有効です。
スペシャルケアはこの順番で行ってみてください。
ツルツル・しっとりの髪になりますよ✨
シャンプー👉流す👉トリートメント👉流す👉コンディショナー👉流す

絶対にやってはいけないこと
❌ つけおき
長い時間つけた方が浸透するかと、つけ置きするのは絶対にしないでください。
髪同士が絡み合い、取り返しのつかない絡まりの原因になります。つけおきは絶対に避けてください。
STEP 5|アウトバストリートメントをつけて乾かす
タオルで軽く押さえて水気を取ります。このときこすらないことが重要です。

次に、アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)を毛先を中心につけてから乾かします。
これが人毛ウィッグの乾燥を防ぐ、大切なひと手間です。

乾かし方はウィッグスタンドにかけて、自然乾燥が基本ですが、ドライヤーを使っても問題ありません。
ただし、ドライヤーを使う場合も必ずアウトバストリートメントをつけてから。
アイロンも同様に、アウトバストリートメントをつけてから使用すれば、熱ダメージを大幅に防ぐことができます。
洗う頻度は「月1回」が正解

「毎日使っているのに、月1回しか洗わなくて大丈夫?」
そう思う方も多いのですが、洗いすぎは人毛ウィッグを傷める最大の原因のひとつです。
洗うたびに潤いが逃げていく人毛ウィッグにとって、頻繁に洗うことはダメージを加速させるだけ。
毎日使用していても、洗う頻度は月1回を目安にしてください。
毎日の清潔感は、次にご紹介する日々のお手入れで保つことができます。
毎日のお手入れ|3つだけ続けてください
洗う頻度は月1回でも、毎日のちょっとしたケアがウィッグの寿命を大きく左右します。
難しいことは何もありません。この3つだけ続けてください。
① ドライシャンプーでブラッシング
毎日のブラッシングのときに、ドライシャンプーをさっとかけてからとかす習慣をつけましょう。
毛のすべりが良くなって絡まりにくくなり、清潔感も保てます。ブラッシングは毛先から根元に向かって、やさしく行ってください。

② においが気になったら消臭スプレー

③ 脱いだらウィッグスタンドへ

これだけはやめて!人毛ウィッグのNGケア

正しいケアと同じくらい、「やってはいけないこと」を知っておくことも大切です。

まとめ|人毛ウィッグを長持ちさせる6つのポイント
今回お伝えしたことを、6つにまとめます。
✅ 洗い方はシャンプー水・トリートメント水をつくってコームで洗う
✅ 漬けおきは絶対NG
✅ 洗う頻度は月1回でOK
✅ 乾かす前・ドライヤー前・アイロン前は必ずアウトバストリートメント
✅ 毎日のブラッシングはドライシャンプーと一緒に
✅ においが気になったらウィッグ専用の消臭スプレーを活用
人毛ウィッグは、正しくケアすれば2〜3年使い続けることができます。
今日からケアを見直して、大切なウィッグを長持ちさせてください。
▼YouTubeで洗い方の説明をしています。ぜひご覧ください。
ウィッグのお手入れについて、お気軽にご相談ください
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そんなときは、『宅配ウィッグケア便』をご利用ください。
ウィッグを送っていただければ、美容師が状態を確認して整えてお返しします。
当店は、美容師がウィッグの選び方からカスタム・アフターケアまでを一貫してサポートするウィッグ専門美容室です。お客様ひとりひとりの状態に合わせて、プロの立場から丁寧にアドバイスいたします。


